ヤマシタ ツトム   Yamashita Tsutomu
  山下 力
   所属   川崎医療福祉大学  リハビリテーション学部 視能療法学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル エゴグラムを用いた視能矯正専攻学生の自我状態と対人関係の心構えに関する研究
会議名 川崎医療福祉大学第13回川崎医療福祉研究報告会
主催者 川崎医療福祉大学
学会区分 研究会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎難波哲子, 田淵昭雄, 小林泰子, 山下力
発表年月日 2014/10/30
開催地
(都市, 国名)
川崎医療福祉大学(倉敷市)
概要 同一学生の1年次と4年次の自我状態を比較して、視能矯正専攻学生の成長過程を検討する。対象は平成20年度~平成22年度入学の川崎医療福祉大学医療技術学部感覚矯正学科視能矯正専攻学生のうち89名(女性83名、男性6名)、年齢は1年次が平均18.4歳、4年次が平均21.3歳であった。調査方法は、新版東大式エゴグラムⅡ(TEG)を用いた。TEGは自己の5つの自我状態、支配的親(CP)、養育的親(NP)、成人(A)、自由な子ども(FC)、順応した子ども(AC)を得点を尺度ごとに20点満点で合計点数化して棒グラフを作成し、パターンにより性格・行動のあり方を測定し自己分析した。基本的構え(OKグラム)では、エゴグラムにおける下位尺度得点間の比較基準を設けて、自己肯定・他者肯定型、自己肯定・他者否定型、自己否定・他者肯定型、自己否定・他者否定型として表した。TEGの各項目尺度得点の平均値は、1年次、4年次の順に、支配的親(CP)は10.1、9.9、養育的親(NP)は14.6、15.6、成人(A)は8.9、9.7、自由な子ども(FC)は12.7、12.8、順応した子ども(AC)は14.1、14.8であった。1年次に比べて4年次で平均値が増加した項目はNP、A、FC、ACであり、平均値が減少した項目はCPであった。TEGの各項目尺度得点の平均値では、1年次に比べて4年次のNPは有意に高くなっていた(p<0.05)。1年次と4年次における対人関係の基本的構えは、自他肯定、自己肯定・他者否定、自己否定・他者肯定、自他否定の4つの型に分類した結果、1年次、4年次の順に、自他肯定型では14名(15.7%)、18名(20.2%)、自己肯定・他社否定型では12名(13.5%)、6名(6.7%)、自己否定・他者肯定型では51名(57.3%)、57名(64.1%)、自他否定型では12名(13.5%)、8名(9.0%)であった。1年次、4年次ともに自己否定・他者肯定型が最も多く、1年次よりも4年次には更に増加した。4年次には他者を肯定する人数が多くなり、反対に他者を否定する人数は減少した。本学の視能矯正専攻学生には入学時からもっている「保護的親・ 思いやる私:NP」を高値に保ち続けると同時に「大人・考える私:A」が高く機能するように育つ教育的配慮が必要である。