ノリタケ ヨシヒデ
Yoshihide Noritake
則武 良英 所属 川崎医療福祉大学 医療福祉学部 臨床心理学科 職種 助教 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ハイプレッシャー状況が引き起こすワーキングメモリ課題成績低下に対する短期筆記開示の効果 |
掲載誌名 | 正式名:教育心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 68(2),134-146頁 |
著者・共著者 | 則武良英, 武井祐子, 寺崎正治, 門田昌子, 竹内いつ子, 湯澤正通 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2020/06/30 |
概要 | 本研究の目的は,ハイプレッシャー状況がワーキングメモリに及ぼす影響を明らかにすることと,ハイプレッシャー状況が引き起こす負の影響に対する短期筆記開示介入の効果を明らかにすることであった。研究1では,大学生を対象としてハイプレッシャー状況下でワーキングメモリ課題の遂行を求めた。研究1の結果から,ハイプレッシャー状況下ではワーキングメモリ課題成績が低下することが示された。研究2では,ハイプレッシャー状況でワーキングメモリ課題を遂行する直前に,参加者に短期筆記開示の実施を求めた。また,ネガティブな感情を扱う短期筆記開示に対して,研究2ではポジティブ感情を扱う短期利益筆記介入を開発し,2つの介入の効果を比較した。研究2の結果から,短期筆記開示はプレッシャーの負の影響を緩和して,ワーキングメモリ課題成績低下を一部緩和することが示唆された。特に,短期利益筆記は短期筆記開示と比較して,介入効果が安定することが示された。従来の短期筆記開示と比較して,本研究の短期利益筆記は子どもへの適用可能性が高いため,今後は教育現場における本介入の有効性を明らかにしていく必要があると考えられる。 |