ミヤカワ タケシ   Miyakawa Takeshi
  宮川 健
   所属   川崎医療福祉大学  医療技術学部 健康体育学科
   職種   教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 水平外乱時の姿勢制御に関するバイオメカニクス的研究
-高齢者と若年者の姿勢保持動作の比較-
掲載誌名 正式名:川崎医療福祉学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 29(2),0-0頁
著者・共著者 宮川健, 吉本瑛恵
担当区分 筆頭著者
発行年月 2020/02/25
概要 本研究では, 65歳以上の高齢者男性8名,ならびに男子大学生8名を対象とし,予期しない床面の水平移動に対する姿勢保持動作をバイオメカニクス的に分析した.外乱刺激前後での姿勢変化を定量比較した結果,高齢者と若年者で有意な差が認められたのは,後方ステップでの肩峰点変位・股関節運動角度・膝関節運動角度・足部滞空時間,前方ステップでの肩峰点変位・膝関節運動角度の6項目であった.これらの結果から,高齢者は,床面が前方へ移動する外乱に対しては転倒予防のより安全な対応のために「股関節方略」と「ステップ方略」の両方の姿勢制御が同時に行われていること,床面が後方へ移動する外乱に対しては足部を前方へ踏み出してはじめとは違う姿勢へと移行する「ステップ方略」のみでの姿勢制御が行われていることが明らかとなった.