Satoko Kawabe
   Department   Kawasaki University of Medical Welfare  ,
   Position   Assistant Professor
Article types 原著
Language English
Peer review Peer reviewed
Title Analysis and Functionality of Major Polyphenolic Components of Polygonum Cuspidatum
(Itadori).
Journal Formal name:Journal of nutritional science and vitaminology
Abbreviation:J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo)
ISSN code:03014800
Volume, Issue, Page 58,pp.278-286
Author and coauthor Akiko Kirino, Yuka Takasuka, Asami nishi, Satoko Kawabe,Hiromi Yamashita,Masumi Kimoto,
Hideyuki, Ito and Hideaki Tsuji
Publication date 2012/03
Summary イタドリは、アジアにおいて漢方薬として幅広く利用されているが、その植物に含まれているポリフェノール成分の全体像は明らかにされていない。本研究では、イタドリの根における主要成分を単離し、それらは、レスベラトロールおよびその配糖体であるレスベラトロールロロシドとポリダチンであると同定した。一方、イタドリの葉と茎には、レスベラトロール関連化合物は検出されず、クロロゲン酸が主成分の一つとして認められた。イタドリにおけるレスベラトロール誘導体とクロロゲン酸は、α‐グルコシダーゼ阻害活性を有し、レスベラトロロシドは、ケルセチンと同程度の阻害活性を示すことを明らかにした。さらに、レスベラトロール誘導体とクロロゲン酸誘導体などのポリフェノール化合物のDPPHラジカル消去活性を初速度解析によって検討した。その結果、レスベラトロール誘導体は、DPPHのラジカル消去反応に対して遅効性を示し、クロロゲン酸誘導体は、ラジカル消去反応において、速効性を示すことが明らかとなった。