カワベ サトコ
Satoko Kawabe
河邉 聡子 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床栄養学科 職種 講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ミネラルの尿中排泄量と食物摂取頻度調査成績との関係 |
掲載誌名 | 正式名:川崎医療福祉学会誌 ISSNコード:13415077 |
巻・号・頁 | 16(2),291-297頁 |
著者・共著者 | 河辺聡子,角田佳代,松枝秀二,藤井俊子 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2006/11 |
概要 | "本研究では,若年者群(都市部に居住,平均年齢19.4±0.70歳,41名)と高齢者群(郡部に居住,平均年齢65.9±3.73歳,61名)の2群について,栄養素および食品群別摂取量と尿中ミネラル量との関係を調べた.先ず,栄養素および食品群別摂取量を食物摂取頻度調査(FFQg)法で調査した.次に,被験者の24時間尿を用いて,尿中のナトリウム,カリウム,カルシウムおよびマグネシウム量を測定した.さらに,被験者全体について栄養素および食品群別摂取量と尿中ミネラル量との関係について調査した. 結果を要約すると以下のようである. 1. 対象群別にみると,栄養素摂取量で若年者群が高齢者群より多かったものは脂質,少ないものは水分,灰分,ナトリウム,カリウム,マグネシウムであった(p<0.05).食品群別摂取量で若年者群が高齢者群より少なかったものは緑黄色野菜,淡色野菜/果物および食塩摂取量であった(p<0.05). 2. 対象群別の尿中ミネラル量は,高齢者群が若年者群より多かったものはナトリウムとカリウムで(p<0.05),カルシウムとマグネシウムには両群に有意の差が見られなかった. 3. 栄養素および食品群別摂取量と尿中ミネラル量の関係を被験者全体でみると,摂取ナトリウム,カリウム,カルシウム,マグネシウムおよび水分が尿中カリウムと正相関を示した(p<0.05).また,食品群別摂取量の緑黄色野菜,淡色野菜/果物および食塩が尿中カリウム量と有意の正相関を示した(p<0.05)." |