フジワラ アツシ   Atsushi Fujiwara
  藤原 篤之
   所属   川崎医療福祉大学  リハビリテーション学部 視能療法学科
   職種   講師
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 光干渉断層計における眼球屈折データ補正の有無が測定値に及ぼす影響
掲載誌名 正式名:日本視能訓練士協会誌
ISSNコード:03875172/18839215
掲載区分国内
出版社 (公社)日本視能訓練士協会
巻・号・頁 46,187-195頁
著者・共著者 金永 圭祐, 藤原 篤之, 坂手 澪, 後藤 保人, 稲垣 明日香, 白神 史雄
発行年月 2017/12
概要 【目的】眼球屈折データ(屈折度数、角膜曲率半径、眼軸長)補正の有無が、OCT画像を定量化する際に与える影響と因子を検討した。【方法】対象は眼疾患の既往がない60名60眼(平均年齢:38.7±11.2歳)の右眼とした。OCTはSwept source OCTであるDeep Range Imaging OCT-1 Atlantis(TOPCON)を用いた。測定は眼球屈折データの補正前後の条件下にて、Line scan(Horizontal)モードを用いて行った。画像の定量化と解析は、補正前後における画像の横幅をキャリバーにて計測し、各条件下の計測値とその差分を用いて比較した。【結果】平均等価球面度数は-2.87±2.92D、平均角膜曲率半径は7.73±0.21mm、平均眼軸長は24.57±1.33mmであった。眼球屈折データ補正無しの条件で測定した平均横幅は11986.0μm、補正有りは12079.0±795.0μmで有意差はなかった(P=0.61)。補正前後の横幅から得た差分は、近視化と眼軸の延長に伴い有意に高い値を示した(屈折度数:P<0.01、眼軸長:P<0.01)。また従属変数を横幅の差分、独立変数を屈折度数、角膜曲率半径、眼軸長として重回帰分析を行った結果、眼軸長が影響因子であった(P<0.01)。【結論】OCT画像における眼球屈折データは、長眼軸の症例で計測値に影響が出現していた。(著者抄録)
文献番号 2018171235