ハタ ジロウ   Jirou Hata
  畠 二郎
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 検査診断学(内視鏡・超音波)
   職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル 腹直筋血腫の1例
会議名 日本超音波医学会第44回中国地方会学術集会 第7回中国地方会講習会
学会区分 地方会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎中武恵子, 畠二郎, 山下都, 竹之内陽子, 谷口真由美, 小島健次, 眞部紀明, 高田珠子, 今村祐志, 蓮尾英明
発表年月日 2008/09/20
開催地
(都市, 国名)
倉敷
学会抄録 著音波医学 36(1),98 2009
日本超音波医学会第44回中国地方会学術集会 第7回中国地方会講習会 プログラム・抄録集 33
概要 症例は60歳代女性。他院で心筋梗塞と診断されステントを留置し、呼吸不全のため気管内挿管を施行した。その後気管孔に肉芽形成がみられ、その除去目的で当院へ紹介入院となった。人工呼吸器管理中、急激なHbお低下と腹痛ならびに腹部膨隆が出現した。体外式超音波検査(以下US)上、左腹直筋内に不整で広範囲に渡る内部エコー不均一な低エコー域を認めた。下腹部においては無エコー域や、内部にフィブリンネットや凝血塊と思われる充実エコーが混在し、造影US上、下腹部に浸み出る様な出血が観察された。腹直筋の一部に断裂像も見られ、腹直筋内血腫と診断した。血腫の原因として人工呼吸器装着下におけるバッキングとへパリンの皮下注射の影響が考えられた。保存的治療により血腫は徐々に縮小した。