オノ シゲキ   Shigeki Ono
  小野 成紀
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 脳神経外科学2
   職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル ミャンマーにおける脳神経外科がかかわる整容の諸問題:前頭部脳瘤などを中心に
会議名 第6 回日本整容脳神経外科研究会
学会区分 研究会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎小野成紀, 亀田雅博, 山田潔, 木股敬裕, 鈴木倫保, Myat Thu, 伊達勲, 岡田茂
発表年月日 2013/04/13
開催地
(都市, 国名)
松本(長野県松本文化会館)
学会抄録 第6回研究会記録集日本整容脳神経外科研究会 104-106 2013
概要 近年ミャンマーは経済開放政策から、西側諸国の支援を急速に受け入れ、著しい発展を遂げている。その一方で鎖国政策を長期間に採り続けていた影響から医療インフラなどの医療体制は立ちおくれを見せているのが現状である。我々は、政府の支援とは無関係に岡山大学スタッフを中心としたNPO法人による医療支援を10数年来行っており、公衆衛生上の問題や、一般への医学啓蒙、救急医療体制の構築、医学教育、人事交流等の支援を実施してきた。特にここ数年では、脳神経外科の啓蒙、普及活動の一環として、頭頸部・顔面奇形疾患、頭部脊椎損傷等交通外傷などの治療体制の確立にむけ現地医師とともに準備を進めているところである。
さて、脳神経外科疾患、特に幼小児期から顔貌の醜形を呈する前頭部脳瘤はミャンマーを含む東南アジア地域において比較的高頻度に発生し、日本で経験することは非常に稀であるとされている。今回われわれは、ミャンマーと日本の脳神経外科医の医療交流の一環として、ヤンゴン総合病院脳神経外科の協力のもと、ミャンマーで多発する前頭部脳瘤の治療の実際を経験したので、本疾患を中心としたミャンマーにおける脳神経外科領域の整容的諸問題について概要を報告する。