オノ シゲキ   Shigeki Ono
  小野 成紀
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 脳神経外科学2
   職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル 運動野直接刺激と経頭蓋刺激併用による未破裂脳動脈瘤手術時のMEPモニタリング
会議名 第38回日本脳卒中学会総会・第42回日本脳卒中の外科学会・第29回スパズム・シンポジウム
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎亀田雅博, 菱川朋人, 小野成紀, 徳永浩司, 伊達勲
発表年月日 2013/03/21
開催地
(都市, 国名)
東京
概要 【背景】我々は、未破裂脳動脈瘤の手術において、以前はシート電極を直接運動野に置く方法のみでMEPモ ニタリングを行っていたが、最近では経頭蓋刺激も併用している。今回、経頭蓋刺激併用以前と併用以後で のMEPモニタリングについて比較検討したので報告する。【対象と方法】対象は、直近44例の中大脳動脈瘤 と内頸動脈瘤。経頭蓋刺激併用以前の30例(併用以前群)と経頭蓋刺激併用以後の14例(併用以後群)につい て、MEP測定時のeventと術後の状態について分析を行った。【結果】併用以後群の14例のうち、1例で直接 運動野刺激が不能で、経頭蓋刺激にてモニタした。併用以前群では、シート電極挿入時の出血や、筋弛緩薬 の使用を控えることに伴う顕微鏡操作中のバッキング等のMEP測定関連の一過性のトラブルが3例で認めら れたが、永続する合併症は認めなかった。併用以後群では、同様のトラブルは認めなかった。また、経験症 例が増えるにつれ、親動脈のtemporary clipによる一時遮断中の動脈瘤及び近傍操作において、直接運動野 刺激による測定回数を増やし、MEPの振幅変化をより詳細に確認できるようになったため、親動脈の一時 遮断を終了すべきタイミングをより細やかに判断できた。MEP測定に伴う偽陰性例(MEP上は問題を認めな いが術後に麻痺を認める)はなかった。【結論】シート電極位置不良によるモニタリング不能例を経頭蓋刺激 の併用にて回避できた。経頭蓋刺激と比較して、直接運動野刺激によるMEPモニタリングは、脳ベラ使用 時でも、顕微鏡下操作に影響なく実施可能なため、直接運動野刺激の測定回数を増やすことで、親動脈の一 時遮断を終了すべきタイミングをより細やかに判断できた。