クメ テルヨシ   Teruyoshi Kume
  久米 輝善
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 循環器内科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 たこつぼ心筋障害発症前後で冠血流予備能を評価し得た1例
掲載誌名 正式名:心臓
ISSNコード:05864488
巻・号・頁 38(4),377-380頁
著者・共著者 久米輝善, 川元隆弘, 赤阪隆史, 小山雄士, 渡邉望, 根石陽二, 岡橋典子, 吉田清
発行年月 2006/04
概要 症例は81歳,男性.精神的ストレスに引き続く胸部圧迫感が出現し入院した.冠動脈造影上明らかな狭窄病変を認めず,心尖部を中心に冠動脈支配領域に一致しない左室壁運動障害を認め,心筋逸脱酵素の上昇がなく,徐々に左室壁運動が改善したことよりたこつぼ心筋障害と診断した.本症発症の5ヵ月前に冠動脈血流予備能の測定が行われており,それと比較してたこつぼ心筋障害発症直後の冠血流予備能は低下していたが,42日後には左室壁運動の改善とともに冠血流予備能は発症前のレベルにまで改善した.今回,われわれはたこつぼ心筋障害の発症前後で冠血流予備能を比較検討し得た症例を経験したので報告した(著者抄録)
文献番号 2006148860