ワタナベ セイヤ
Seiya Watanabe
渡辺 聖也 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脊椎・関節整形外科学 職種 臨床助教9年 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 硬膜癒着を示唆する術前所見の検討 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443/13490885 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 63(4),511-514頁 |
著者・共著者 | 射場英明, 中西一夫, 内野和也, 渡辺聖也, 三崎孝昌, 長谷川徹 |
発行年月 | 2020/07 |
概要 | 内視鏡下椎弓形成術を行った腰部脊柱管狭窄症75例(平均年齢72歳)を対象として、硬膜癒着の存在を示す術前所見について検討した。硬膜癒着を認めた症例は39例(52%)で、直接型15例では高齢化が、間接型24例では罹患期間の長期化の傾向が認められた。また、硬膜癒着の原因となる硬膜外での炎症を有するものとしてpick upした画像所見のうち、Redundant Nerve Root(RNR)は42%、椎間板ヘルニアは66%、石灰化は67%、嚢胞は99%、術後瘢痕は100%に間接型以上の癒着がみられ、ヘルニアや石灰化では間接型が最も多く認められた。以上より、75歳以上や罹患期間3年以上の症例は硬膜癒着の可能性が高く、RNR、椎間板ヘルニア等の画像所見を有する症例は硬膜癒着の可能性があり、これらの所見は術前計画を立てる上で有用と考えられた。 |
文献番号 | 2021032520 |