オカザキ トモコ   Tomoko Okazaki
  岡崎 知子
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 脳卒中医学
   職種   期限付講師
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 髄液アスペルギルス抗原価を指標として治療をおこない,脳梗塞を合併したにもかかわらず長期生存がえられた中枢神経アスペルギルス症の1例
掲載誌名 正式名:Rinsho shinkeigaku = Clinical neurology
略  称:Rinsho Shinkeigaku
ISSNコード:18820654/0009918X
掲載区分国内
巻・号・頁 55(7),472-7頁
著者・共著者 岡崎 知子, 白石 翔一, 岩佐 直毅, 北村 絵未, 水谷 哲, 花田 有紀子, 柳原 武彦
発行年月 2015/07
概要 症例は78歳女性,糖尿病治療中.右眼窩先端症候群を呈した後,右内頸動脈閉塞による脳梗塞を発症した.頭部画像で右後篩骨洞から眼窩先端部・海綿静脈洞にかけて腫瘤をみとめ,副鼻腔手術病理所見より侵襲性副鼻腔アスペルギルス症からの中枢神経アスペルギルス症,右内頸動脈閉塞症と診断した.髄液アスペルギルス抗原価を指標にボリコナゾール療法を継続し,発症から約2年再発なく長期生存がえられた.脳卒中を合併した中枢神経アスペルギルス症は致死率が高く予後不良例の報告が多い.髄液アスペルギルス抗原は治療指標として有用な可能性がある.
DOI 10.5692/clinicalneurol.cn-000668
PMID 26041392