エンドウ シュンジ   Shunji Endo
  遠藤 俊治
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 消化器外科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 回腸間膜Castleman病の1例
掲載誌名 正式名:日本外科系連合学会誌
ISSNコード:03857883/18829112
掲載区分国内
出版社 日本外科系連合学会
巻・号・頁 44(1),130-135頁
著者・共著者 津田 雄二郎, 池永 雅一, 堺 貴彬, 佐藤 豪, 知念 良直, 板倉 弘明, 加藤 亮, 上田 正射, 中島 慎介, 太田 勝也, 遠藤 俊治, 千原 剛, 山内 周, 家出 清継, 山田 晃正
発行年月 2019/02
概要 症例は48歳の女性で,左季肋部痛を主訴に前医を受診した.精査時の腹部CTで腸間膜に50mm大の腫瘍を指摘され,当院を紹介受診した.腹部造影CTでは,小腸間膜内に早期から均一に内部が造影される50mm大の充実性腫瘍を認めた.腹部MRIでは,拡散強調画像でやや高信号,T2強調画像で低信号を呈していた.悪性疾患が否定できず,外科切除の方針とした.回腸終末から30cmの回腸間膜に弾性軟の腫瘍を認めた.腫瘍を含めて回腸を40cm切除し,腫瘍を摘出した.腫瘍はリンパ濾胞の過形成が見られ,濾胞間で硝子化した血管が散見され,濾胞内への血管の侵入像が見られたことから,硝子血管型のCastleman病(Castleman's disease;CD)と診断した.腹腔内CDはまれで,自験例とともに本邦における腹腔内に発生したCDの報告例について検討し報告する.(著者抄録)
文献番号 2019130444