エンドウ シュンジ   Shunji Endo
  遠藤 俊治
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 消化器外科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 皮膚筋炎を合併した胃癌術後直腸転移の1例
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
出版社 (株)癌と化学療法社
巻・号・頁 43(12),2401-2403頁
著者・共著者 西川 和宏, 松田 宙, 川田 純司, 藤谷 和正, 遠藤 俊治, 平尾 素宏, 山本 和義, 前田 栄, 植村 守, 三宅 正和, 濱 直樹, 宮本 敦史, 池田 正孝, 中森 正二, 関本 貢嗣
発行年月 2016/11
概要 腫瘍随伴症状を呈した皮膚筋炎を合併した胃癌直腸転移再発の1例を経験したので報告する。症例は70歳、男性。2005年3月にStage IIIA胃癌に対して根治的胃全摘術を受けていた。術後皮膚筋炎と診断され、プレドニゾロン治療を行っていた。2006年4月に顔面の紅斑が再燃し、CPK値の上昇も認めた。筋力低下や嚥下困難感も出現し、ステロイドの増量やγグロブリン療法を施行した。これを機に精査したところ、大腸内視鏡検査にて直腸腫瘍を指摘され、CT上肝転移も認めた。7月にハルトマン手術を施行した。腫瘍は#251リンパ節を巻き込んだ粘膜下優位の7cm大の腫瘤で、術中腹水細胞診は陽性であった。腫瘍は先行した胃癌の病理像に類似した腺癌であり、胃原発転移性直腸癌と診断した。術後、皮膚筋炎は改善しステロイドは減量できた。S-1化学療法を施行したが奏効せず、術後8ヵ月目に永眠された。(著者抄録)
文献番号 2017326144