エンドウ シュンジ   Shunji Endo
  遠藤 俊治
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 消化器外科学
   職種   准教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 S-1/Lentinan療法が奏効し根治切除が施行できた進行胃癌の1例
掲載誌名 正式名:癌と化学療法
ISSNコード:03850684
掲載区分国内
出版社 (株)癌と化学療法社
巻・号・頁 40(12),2200-2202頁
著者・共著者 西川 和宏, 岩瀬 和裕, 青野 豊一, 吉田 洋, 野村 昌哉, 玉川 浩司, 松田 宙, 出口 貴司, 川田 純司, 東 重慶, 出口 幸一, 野口 侑記, 奥村 雄一郎, 野村 雅俊, 伏見 博彰, 高木 麻里, 福井 亜希子, 藤谷 和正, 遠藤 俊治, 田中 康博
発行年月 2013/11
概要 S-1/Lentinan(LTN)療法が奏効し、根治切除が施行できた進行胃癌の1例を経験したので報告する。症例は75歳、男性。主訴は右季肋部痛。内視鏡にて胃体部に大きな2型腫瘍(生検tub1)を認めた。CT上多数の近傍リンパ節と腹部大動脈周囲に最大約3cm大のリンパ節腫大を認め、cT4N3M1(LYM)、cStage IVと診断した。2010年5月から、S-1(80mg/m2 day 1〜28/q6w)/LTN(2mg weekly)療法を開始した。内視鏡上原発巣は縮小し、3コース目には生検にて陰性化し瘢痕化した。CT上4コース目でCRが得られた。5コース終了後、幽門側胃切除術、D2を施行した。病理組織学的所見は、ごく一部にviableな異型細胞が残存しているのみで、胃壁およびリンパ節は線維化していた。ypT2(MP)N0M0、Stage IB、治療効果判定Grade 2であった。術後補助療法としてS-1/LTN療法を1年間施行した。S-1/LTN療法中Grade 3以上の副作用は認めなかった。術後2年4ヵ月現在無再発生存中である。(著者抄録)
文献番号 2014299565