ハタ ジロウ   Jirou Hata
  畠 二郎
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 検査診断学(内視鏡・超音波)
   職種   教授
言語種別 日本語
発表タイトル 腹部超音波検査が診断に有用であった特発性後腹膜線維症の一例
会議名 日本超音波医学会第44回中国地方会学術集会 第7回中国地方会講習会
学会区分 地方会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎蓮尾英明, 畠二郎, 眞部紀明, 山下都, 谷口真由美, 中武恵子, 竹之内陽子, 小島健次, 今村祐志
発表年月日 2008/09/20
開催地
(都市, 国名)
倉敷
学会抄録 超音波医学 36(1),99 2009
日本超音波医学会第44回中国地方会学術集会 第7回中国地方会講習会 プログラム・抄録集 33
概要 症例は77歳男性で、主訴は微熱、食欲低下、血液生化学的検査では、炎症反応の亢進と軽度の腎機能低下を認めた。腹部超音波検査上、十二指腸水平部背側から両側の総腸骨動脈前面に至るまで、大動脈全前を中心とする不整な低エコー帯を認めた。内部エコーは均一で、ドプラシグナルは検出されなかった。造影上も、hypovascularであった。この低エコー帯により、右尿管が圧迫され水腎症を呈していた。近傍に悪性腫瘍の存在を示唆する所見は認めず、その他の原因疾患あるいは薬剤使用はなかった。以上より、特発性後腹膜線維症と診断し、ステロイド治療を開始したところ、1週間後には、全身症状及び画像所見の改善を認めた。