ナンバ トモコ
Nanba Tomoko
難波 知子 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 健康体育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 学校健診において胸郭異常にも着目して行えるスクリーニングモデルの提案 |
会議名 | 日本学校保健学会第65回学術集会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎難波知子, 中新美保子 |
発表年月日 | 2018/12/02 |
開催地 (都市, 国名) |
大分県 |
学会抄録 | 日本学校保健学会第65回学術集会講演集 60(Suppl.),238 2018 |
概要 | 【目的】学校健診において胸郭異常にも着目して行えるスクリーニングモデルを提案する.<BR>【方法】学校健診の制度及び先行研究の文献レビューから胸郭検診の実態と課題を整理した上で,スクリーニングモデルを考案した.<BR>【結果】胸郭検診の実態では,平成28年の省令改正以降に示された健康診断の補足的事項と健康診断マニュアル(平成27年度改訂版)における記述が「視診等によって検査すること」のみに削減されていた.胸郭と同様に形態を検査する脊柱や四肢の状態と比較してその内容量は極めて少なく,保健調査票の例示には項目が立てられていなかった.平成6年度からは胸囲測定も必須項目から外れており,学校医による胸郭の視診は,家庭や学校からの情報が無い状態で受ける現状となっていた.文献レビューにより,養護教諭,手術を受けた子ども,主要都市の教育委員会を対象とした調査を分析した結果,内科検診時における視診の未実施や手術を必要とした変形の見落とし,及び教育委員会間での胸郭検診に対する捉え方に相違のある課題が見出せた.<BR>【考察】現状の胸郭検診は,学校医の視診を補う方法が皆無になっておりスクリーニングの精度は他の必須項目と比較して低い.胸郭異常にも着目した健診を行うためには、①胸郭異常の項目を設けた保健調査票②子ども自ら視診を受ける必要性を実感できる事前指導③安心して身体診察を受けられる環境設定のモデルを考案し,広く提案する必要性があると考える(16K12188). |