タケウチ マサキ
Takeuchi Masaki
竹内 雅貴 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床検査学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 比較解析を目的とした有尾両生類の初期発生研究 |
会議名 | 第8回 Tokyo Vertebrate Morphology Meeting |
学会区分 | 研究会 |
発表者・共同発表者 | ◎中尾大輝 下城謙也 竹内雅貴 |
発表年月日 | 2018/08/04 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都港区 |
概要 | 無尾両生類は全割で発生し、胚体外組織を形成しない。原索動物も同様であるため、このような発生が脊椎動物のプロトタイプであると考えられてきた。しかしながら当研究室の先行研究により、全割で発生するポリプテルスやヤツメウナギの初期胚において、三胚葉に分化しない胚体外領域の存在が明らかとなった。また、無尾両生類の胚葉形成は母性のT-box転写因子VegTを必要とする特殊な分子機構によって制御される。従って、無尾両生類における全胚で三胚葉を形成するパターンは、両生類系統で二次的に獲得されたと考えている。現生両生類は、無尾類以外に有尾類と無足類から成るが、これらの初期発生がどのような分子機構で制御されているかについての知見は非常に少ない。そこで我々は、有尾類イベリアトゲイモリにおける初期発生の解析を開始した。本発表では、三胚葉の形成や体軸形成に関わる遺伝子のクローニングと発現解析の経過について報告する。 |