タケウチ マサキ
Takeuchi Masaki
竹内 雅貴 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 臨床検査学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 生殖機能を司る脳下垂体ホルモン産生細胞の進化 |
会議名 | 新学術領域研究 「性スペクトラム」第1回若手研究会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎藤森千加、松田真以子、竹内雅貴、岡良隆、神田真司 |
発表年月日 | 2019/03/04 |
開催地 (都市, 国名) |
御殿場市 |
概要 | 生殖機能を調節する濾胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)は共通のαサブユニット(Cga)と固有のβサブユニット(Fshb, Lhb)から構成される。哺乳類を含む四肢動物ではFshb, Lhbは脳下垂体の同一細胞で発現するのに対し、真骨魚類では脳下垂体の異なる細胞で発現することが知られている。しかしながら、これらの遺伝子の発現が進化のどの段階で、どのようなプロセスで発現様式を変化させたかについては不明である。そこで本研究では、真骨魚類の進化上で重要なイベントである全ゲノム重複によってFSH, LH産生細胞の分化が起こったと仮説を立て、分岐年代の異なる複数種の脳下垂体でのfshb, lhb発現の共局在性について検証した。その結果、fshb, lhb発現細胞の分化は全ゲノム重複より前に起こっていることが強く示唆された。したがって、この分化は全ゲノム重複とは独立して起こったゲノム上のなんらかの変化によるものと予想し、fshb, lhb遺伝子周辺のゲノムを現在種間比較中である。 |