スギヤマ ヒトシ
杉山 斉 所属 川崎医療短期大学 教育部 医療介護福祉学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 日本腎生検レジストリー/日本腎臓病総合レジストリー 日本腎臓病総合レジストリー(J-RBR/J-KDR)2022年次報告と経過報告 |
会議名 | 第66回日本腎臓学会学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
発表者・共同発表者 | 杉山 斉, 清水 章, 丸山 彰一 |
発表年月日 | 2023/06/09 |
開催地 (都市, 国名) |
横浜, 日本 |
学会抄録 | 日本腎臓学会誌 65(3),197 2023 |
概要 | 日本腎生検レジストリーJ-RBR(Japan Renal Biopsy Registry)は、2007年8月より腎病理診断標準化委員会において、UMIN-INDICEを利用して全国24施設で症例登録が開始された。日本全国の腎生検登録を目標に(Nationwide)インターネットを利用し(Web-based)前向きに(Prospective)登録を行うシステムである。日本腎臓病総合レジストリーJ-KDR(Japan Kidney Disease Registry)は、J-RBRを包含して非腎生検症例も含めた登録であり、2009年1月より学会評議員の施設に呼びかけを行い開始された。2022年11月現在で参加登録149施設、2022年末で累積63,293例の症例登録がある。
J-RBR/J-KDRは、年次登録(横断研究、一次研究)に加えて、経年的な連続調査による独立した各個研究(縦断研究、二次研究)を行うことが可能な前向きコホート研究システムである。年次報告の内容は、当初CENに公表され、現在では腎臓病総合レジストリーレポート一覧として学会ホームページで会員に公開されている。二次研究において予後調査、治療や合併症に関する研究が進行している。2011年より開始した公募研究では通算27課題が採択され、学術総会あるいはASN等で発表されている。これまでに36の学術論文がCENあるいは国際英文誌に掲載され、数報が投稿中の状況にある。 2018年1月改定の新登録フォームでは、臨床診断と最終診断(主病名)の登録項目に変更され、一次登録で病理詳細分類の登録が可能となった。研究計画は2028年末まで延長されており、バーチャルスライドの登録が開始された。本発表では2022年に登録されたJ-RBR/J-KDR症例の臨床診断、疾患分類を中心に、2023年上半期の登録状況、累積登録数と新規登録数推移、腎臓病総合レジストリーに関するデータ管理および利用規定、二次研究と公募研究の状況など、今後の課題等を含めて発表を行う。 |