ミヤカワ タケシ
Miyakawa Takeshi
宮川 健 所属 川崎医療福祉大学 医療技術学部 健康体育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 上肢支持による床上移動動作時における姿勢指示の違いが筋活動に与える影響について |
会議名 | 第29回日本障がい者スポーツ学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎小玉京士朗, 早田剛, 宮川健 |
発表年月日 | 2020/02/15 |
開催地 (都市, 国名) |
佐賀県 |
概要 | 上肢支持による床上移動動作の基礎研究として姿勢指示の違いが筋活動に与える影響について検討した.対象は,健常成人男性5名とした.課題動作は上肢支持による長座位姿勢による前方移動とした.課題動作に対し骨盤を立てる意識(以下;骨盤前傾位)と骨盤を後ろに引き下げる意識(以下;骨盤後傾位)の2通りの姿勢指示を与え,各動作を5回測定した.筋活動は,表面筋電計(データロガシステムFA-DL-3100)を用いて算出した.検討範囲は,右手が床反力計に接地した時点から離地までの期間とした.床反力計は,X軸を側方向,Y軸を前後方向,Z軸を垂直方向に設置した.動作課題より得られた各対象筋の筋電図波形は,二乗平均平方根(Root Mean Square;以下,RMS)を用い算出し比較した.統計処理は,student-T testを使用し,有意水準は5%未満とした.床反力計の結果より,手接地序盤にて骨盤前傾位は骨盤後傾位より進行方向に対して後ろ方向の反力が有意に高かった.手接地終盤にて骨盤後傾位は骨盤前傾位より進行方向に対して前側の反力が有意に高かった.筋電計の結果より,手接地中盤から終盤にて骨盤後傾位は骨盤前傾位より上腕二頭筋の筋活動が有意に高かった.以上より骨盤後傾位での上肢支持による長座位移動は,上腕筋の過活動につながる. |