ネイシ ヨウジ
Yoji Neishi
根石 陽二 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 循環器内科学 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 薬剤溶出性ステント留置後の新生内膜性状と遅発性新生内膜増生:光干渉断層法による検討 |
会議名 | 第102回 日本循環器学会 中国四国合同地方会 |
学会区分 | 地方会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | 福原 健三, 大倉 宏之, 久米 輝善, 古山 輝將, 鼠尾 晋太郎, 林田 晃寛, 根石 陽二, 川元 隆弘, 吉田 清 |
発表年月日 | 2013/05/10 |
開催地 (都市, 国名) |
香川, 日本 |
概要 | 目的: 薬剤溶出性ステント(DES)留置後のステント内新生内膜の性状が、その後の新生内膜増生と関連するか否かについて検討すること。
方法: DES留置後12ヵ月後と18ヵ月後に、光干渉断層法(OCT)による観察を行った18例を対象とした(paclitaxel-eluting stent, n=10, sirolimus-eluting stent, n=5, biolimus-eluting stent, n=3)。新生内膜の性状はOCTでheterogeneous・layered・homogeneousに分類した。新生内膜の定量評価には% neointimal area(%NIA=neointimal area/stent area×100)を用いた。 結果: DES留置12ヵ月後の新生内膜性状は、layered 13例(72%)、homogeneous 4例(22%)、heterogeneous 1例(6%)であった。Layeredであった13例中7例(54%)では、DES留置18か月後に%NIAが増加していた(図)が、homogeneousまたはheterogeneousであった5例では%NIAの増加は認められなかった。 考察: 薬剤溶出性ステント留置12か月後にOCTで観察される新生内膜の性状により、遅発性の新生内膜増生を予測できる可能性が示唆された。 |