タマダ トシノリ
Toshinori Tamada
玉田 利徳 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 運動器外傷・スポーツ整形外科学 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 上位頚椎前方手術の低侵襲化への新しい展望 |
会議名 | BioJapan2016 |
学会区分 | 国際学会及び海外の学会 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎玉田利徳 |
発表年月日 | 2016/10/14 |
開催地 (都市, 国名) |
横浜市 |
概要 | 上位頸椎において呼吸四肢麻痺となる脊髄前方病変があり、後方進入路では脊髄裏側のため患部へ到達できない難題がある。前方進入路では従来の口腔内からでなく、慣れた頸椎前方進入から患部手前の骨内にトンネル穿設して脊髄前方まで到達することを考えた。このトンネル内へ脊椎内視鏡を挿入すれば、深い進入路でも直上からの操作が可能である。これは口腔内を経由しないので、気道確保や経管栄養などの患者負担が少なく、術後管理が簡略化できる。そこで、上位頸椎での内視鏡手術を実現したのが、躊躇なくドリル操作にてトンネル穿設を射止めるガイドピン刺入器具と、一定のピッチで重ねてトンネル拡大する「長孔穿設装置」である。極めて到達困難な患部を確実に射止めるガイドピンは、歯突起骨折や環軸椎亜脱臼に対する前方スクリウ固定術をも保証している。このように低侵襲化した新たな手術では、これまで断念していた前方手術効果をもっと期待できる。 |