ウエダ カヨコ
Ueda Kayoko
植田 嘉好子 所属 川崎医療福祉大学 医療福祉学部 医療福祉学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 社会的認知と現象学 |
会議名 | 日本心理学会 第78回大会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
発表者・共同発表者 | ◎田中彰吾, ◎Darren Langdridge, ◎植田嘉好子, ◎渡辺恒夫 |
発表年月日 | 2014/09/12 |
開催地 (都市, 国名) |
京都 |
概要 | 日本では近年、心の科学と現象学の接点を模索する書籍の出版が続いている。例えば、現象学的心理学を長らく牽引してきたA・ジオルジによる『心理学における現象学的アプローチ』(邦訳2013年)、認知科学と現象学の対話を試みたギャラガーとザハヴィの『現象学的な心』(邦訳2011年)、独我論的体験の現象学的解明を試みた渡辺の『フッサール心理学宣言』(2013年)などがそうである。ただし、よく知られているように、現象学はもともと哲学として始まったもので、自己自身の生きられた経験を一人称的なパースペクティヴから明らかにすることを強調する。現象学にもとづく心の科学を構想するには、「他者の心」をどのように理解しうるのか、という問いを基礎的な課題として再考する必要がある。このシンポジウムは「社会的認知と現象学」と題し、今日の心の諸科学の文脈において、現象学と他者理解をめぐる方法論的な問いについて議論する場としたい。 |