オオシロ　ヨシユキ   Yoshiyuki Oshiro   大城　義之    所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学　総合内科学３    職種   准教授
言語種別	日本語
発表タイトル	透析患者に発症したアシクロビル脳症の1例
会議名	第110回日本内科学会中国地方会
主催者	山口大学大学院医学系研究科神経内科学
学会区分	地方会
発表形式	口頭
講演区分	一般
発表者・共同発表者	◎山田治来, 山岸智子, 笛木孝明, 大城義之, 沖本二郎
発表年月日	2014/05/31
開催地 （都市, 国名）	宇部
学会抄録	第110回　中国地方会 34
概要	７５歳女性。慢性腎不全に対し近医で透析を受けていた。右足底の帯状疱疹に対して近医でアシクロビルを投与された後に喋りにくさと異常言動が出現。内服を中止するも改善がないため当院へ救急搬送され入院した。入院時意識レベル低下、構音障害、顔面や口唇、舌、四肢の不随意運動を認めた。クレアチニンクリアランスが5.46と著明に低下していた。アシクロビル脳症を疑い、透析を継続し、症状は改善。本例のアシクロビル投与量が、添付文書に記載されている投与量よりも過剰であったことが脳症発症の一因と思われた。透析患者にアシクロビルを投与する場合は投与量に十分な注意を払い、脳症が出現する可能性も念頭に置き、慎重な経過観察が重要と考える。