ヤマシタ ツトム
Yamashita Tsutomu
山下 力 所属 川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 視能療法学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | エゴグラムからみた視能矯正専攻学生の成長過程―1年次と4年次のエゴグラムの比較― |
会議名 | 第54回日本視能矯正学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎難波哲子, 小林泰子, 山下力, 田淵昭雄 |
発表年月日 | 2013/11/16 |
開催地 (都市, 国名) |
福岡県,日本 |
学会抄録 | 第54回日本視能矯正学会プログラム・抄録集 50 |
概要 | 同一学生の1年次と4年次の自我状態の変化を検討する。調査対象は平成20年度~22年度視能矯正専攻入学生のうち89名(女性83名, 男性6名), 平均年齢は1年次が18.4歳, 4年次が21.3歳である。調査方法は、新版東大式エゴグラム®(TEG)を用いて, 1年次は5月, 4年次は実習終了後の7月に説明後同意の得られた学生に集団で行なった。TEGの各項目尺度得点の平均値±標準偏差は, 1年次, 4年次の順に, 批判的親(CP)は10.1±4.3, 9.9±3.9, 養育的親(NP)は14.6±4.0, 15.6±3.9, 大人(A)は8.9±4.8, 9.7±4.5, 自由な子ども(FC)は12.7±4.5, 12.8±4.7, 順応の子ども(AC)は14.1±5.0, 14.8±4.9であった。1年次に比べて4年次には「NP」が有意に高くなっていた(p<0.05)。パターン分類では, 1年次, 4年次ともに「NP」が高く, ついで「AC」が高かった。最も多いのは, 1年次ではAC優位型で25名(28%), 4年次ではNP優位型で18名(20.2%)であった。視能矯正専攻における態度育成の教育では, 入学時からもっている医療職に必要とされる「NP」を高値に保ち続けると同時に, 大人の「A」が高く機能するように育つよう教育的配慮の必要性が示唆された。 |