オノ シゲキ
Shigeki Ono
小野 成紀 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 脳神経外科学2 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 高齢者、再発などに対する機能を重視した神経内視鏡下蝶形骨洞手術 |
会議名 | 第17回 関西脳神経外科手術研究会 |
学会区分 | 研究会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎小野成紀, 黒住和彦, 伊達勲 |
発表年月日 | 2012/12/15 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪 |
概要 | 近年、神経内視鏡の発達に伴い、脳深部、特に傍鞍部における腫瘍性病変の外科治療は新たな展開を見せ始めている。神経内視鏡の広く明るい術野を生かして、大きな下垂体腺腫を皮膜ごと摘出したり、顕微鏡手術では死角となる部位へのアプローチも可能となってきた。しかし、脳神経外科医においても、昨今の高齢化を意識した、あるいは、患者QOLの維持向上を旨とする治療選択が大きな流れになりつつある。このような中で、我々は最近神経内視鏡単独で行った高齢者や再発腫瘍患者に対して、機能温存を重視した手術法について検討を行ったので報告する。手術方法は全例神経内視鏡単独経蝶形骨洞手術を行った。高齢者でも心肺機能等に問題なければ積極的に摘出術を行う方針としたが、視機能障害が主訴である場合は、視神経に対する減圧を目的とし、髄液漏と尿崩症を極力来さないような亜全摘を目標とした。主な疾患は下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫であった。これらにおける手術ビデオを供覧し、機能を重視した内視鏡下蝶形骨洞手術の要点と問題点について検討する。 |