アベ ヒロミ
阿部 裕美 所属 川崎医療短期大学 教育部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 看護学生が捉える子どものしつけと虐待に関する意識調査 |
会議名 | 第59回日本小児保健協会学術集会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎阿部裕美, 佐藤佳代子, 合田友美 |
発表年月日 | 2012/09/29 |
開催地 (都市, 国名) |
岡山 |
学会抄録 | 第59回日本小児保健協会学術集会講演集 155 |
概要 | 本研究では,看護学生の児童虐待に対する意識調査を行い,特に「しつけ」と「虐待」の区別が困難な境界線について,どのように認識しているのかを明らかにすることを目的とした.「しつけと虐待のちがい」について一意味一文章でコード化したものを類似性に基づきカテゴリー化した.分析の結果,「しつけ」と認識している内容からは《子どもの成長や自律を促す行為》《子どもへの愛情に基づいた行為》《間違いに対しては叱る行為》《論理的な思考に基づいた行為》《子どもの人権を尊重した行為》の5カテゴリーを抽出した.「虐待」と認識している内容からは《子どもの心身を深く傷つける行為》《親の欲求や要求を満足させる行為》《子どもへの愛情が伴わない行為》《子どもの人権を侵害した行為》の4カテゴリーを抽出した。このことより,看護学生は「しつけ」と「虐待」に対する違いを子どもの利益に着目しながら区別し認識していると考えられた。 |