ハタ ジロウ
Jirou Hata
畠 二郎 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 検査診断学(内視鏡・超音波) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 造影超音波を施行した気腫性胆嚢炎の1例 |
会議名 | 日本超音波医学会第44回中国地方会学術集会 第7回中国地方会講習会 |
学会区分 | 地方会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎山下都, 畠二郎, 竹之内陽子, 中武恵子, 谷口真由美, 小島健次, 高田珠子, 眞部紀明, 今村祐志, 蓮尾英明 |
発表年月日 | 2008/09/20 |
開催地 (都市, 国名) |
倉敷 |
学会抄録 | 超音波医学 36(1),92 2009 日本超音波医学会第44回中国地方会学術集会 第7回中国地方会講習会 プログラム・抄録集 24 |
概要 | 気腫性胆嚢炎は胆嚢動脈の虚血に続くガス産生菌感染に起因する。体外式超音波ではBモード上特徴的な所見を呈するため診断は比較的可能であるが、壁の虚血の評価は必ずしも容易ではなく、造影超音波の報告例は皆無である。そこで造影超音波を施行した気腫性胆嚢炎の1例を報告する。症例は80歳代女性。主訴は右側腹部痛。超音波検査では、胆嚢腫大、壁肥厚と壁内の線状低エコー、さらに底部壁に沿って弧状の高輝度エコーを認め、体位変換後も頂部に移動することからガス像と思われた。ソナゾイドを用いた造影超音波では、壁の一部に染影の欠損を認め、急性壊疽性気腫性胆嚢炎が疑われた。緊急胆嚢摘出術が施行され、摘出された胆嚢壁は暗赤色変色していた。病理組織学的所見では、全層性に壊死や出血、粘膜固有層には好中球を主体とした炎症細胞の浸潤を認め、急性壊疽性胆嚢炎と診断された。術後の経過は良好で、16日後に退院となった。 |