ハタ ジロウ
Jirou Hata
畠 二郎 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 検査診断学(内視鏡・超音波) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 用手的環納を施行した閉鎖孔ヘルニアの一例 |
会議名 | 日本超音波医学会第44回中国地方会学術集会 第7回中国地方会講習会 |
学会区分 | 地方会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎佐藤元紀, 畠二郎, 眞部紀明, 楠裕明, 鎌田智有, 今村祐志, 石井学, 春間賢 |
発表年月日 | 2008/09/20 |
開催地 (都市, 国名) |
倉敷 |
学会抄録 | 超音波医学 36(1),91 2008 日本超音波医学会第44回中国地方会学術集会 第7回中国地方会講習会 プログラム・抄録集 23 |
概要 | 閉鎖孔ヘルニアは、嵌頓して外科的治療を必要とする事が多いが、視診では発見できないため診断にはCTや体外式超音波検査(以下US)が有用である。今回USにて診断し、造影超音波により血流を確認した後に用手的環納を施行した閉鎖孔ヘルニアの一例を報告する。症例は85歳、女性。2008年X月嘔吐・腹痛が出現したため、当院救急外来を受診。腹部単純X線検査にて小腸ニボーを認めた。イレウスと診断し原因検索目的のためUSを施行した。小腸は全体に拡張しており左閉鎖孔に嵌頓した小腸を認めた。嵌頓した小腸の蠕動は微弱であったが、ソナゾイドによる造影では粘膜面の血流は染影がやや遷延しているものの血流は温存されていた。患者は手術を固く拒否したため、腸管の血流が温存されていることから本人の了解を得て用手的環納を施行した。整腹後は注意深く経過観察を行ったが、合併症はみられず退院となった。 |