サイショウ シンスケ
Shinsuke Saisho
最相 晋輔 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 呼吸器外科学 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 充実性結節影を呈する小型肺癌に対する積極的縮小手術の可能性
Search of intentional limited resection in solid-type small-sized c-stage IA non-small cell lung cancer |
会議名 | 第112回日本外科学会定期学術集会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎最相晋輔, 保田紘一郎, 前田愛, 湯川拓郎, 平見有二, 清水克彦, 中田昌男 |
発表年月日 | 2012/04/12 |
開催地 (都市, 国名) |
千葉県千葉市 |
学会抄録 | 日本外科学会雑誌 113(臨時増刊号),342 2012 |
概要 | 背景:小型肺癌に対する手術術式はcontroversialで,縮小切除はGGO病変がよい適応とされ,solid tumorに対しては慎重な意見が多い.
目的:solidな小型肺癌に対する積極的縮小手術の可能性を探る. 対象:2004.4.~2010.12.に根治切除を行ったsolidな小型肺癌62 例. 方法:病理学的所見から再発予測因子を抽出し,それらが術前予測可能か検討する. 結果:組織型は腺癌42例,扁平上皮癌17例,その他3例で,病理病期はIA期52例,IB期5例,IIIA期5例.病理学的因子では>2cm・pl+・Ly/V+・LN転移・G3-4で有意に再発が多かった.これらを一つ以上認める高リスク群28例と全て認めない低リスク群34例の術前所見を比較検討したところ,低リスク群でSUVmaxが低く(5.1 vs. 8.4,p=0.004),SUVmax<3.5は全例低リスク群であった. 考察:solidな小型肺癌でSUVmax低値の場合,病理学的悪性度が低く,予後良好であり,積極的縮小手術の適応となり得る可能性が示唆された. |