クマノ イチロウ   Ichiro Kumano
  熊野 一郎
   所属   川崎医療短期大学  教育部 看護学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル マウス新生子期肝臓における肝内胆道の組織学的観察 1.毛細胆管
会議名 日本解剖学会 第64回中国・四国支部学術集会
学会区分 地方会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎熊野一郎, 佐々木和信
発表年月日 2009/10/25
開催地
(都市, 国名)
高知県南国市
概要 毛細胆管は胎生後期から生後早期においてしばしば著しく拡張し,内腔に種々のミエリン像が含まれることがある.新生子期の肝細胞は時に造血系死細胞を貪食する.取り込まれた造血系死細胞は肝細胞質内で消化・分解が進行し,結果として種々のミエリン像を含む大型の封入体が形成される.この封入体はしばしば毛細胆管の近傍に存在し,毛細胆管壁と封入体膜が融合,封入体内容の毛細胆管腔への放出像が観察される.拡張毛細胆管では,微絨毛の分布が著しく偏在することがあるが、これは封入体の内容の毛細胆管腔へのエクソサイトーシスに関連し,毛細胆管壁と封入体膜の融合による現象とみなされる.