イハラ トシコ   Toshiko Ito-Ihara
  猪原 登志子
   所属   川崎医科大学  医学部 応用医学 先端医療開発学
   職種   教授
言語種別 日本語
種別 部分執筆
表題 30歳代で著しい高レニン血症を呈し,腎血管性高血圧が疑われた2症例
書名 Therapeutic Research
版・巻・頁 23,2055-2058頁
出版社ライフサイエンス出版(株)
出版地
(都市, 国名)
東京
著者・共著者 山本 玲, 長央 和也, 野垣 文昭, 種田 絵美, 田中 美佐, 草野 仁, 猪原 登志子, 小林 いけい, 糟野 健司, 野村 啓子, 陶山 勝郎, 大谷 秀夫, 小野 孝彦, 松森 昭, 武曾 恵理
発行年月 2002/10
概要 38歳女(症例1).頭痛,視野・視力障害で高血圧,頻脈を指摘された.Cre,BUN,尿中β2MGは高値で,レニン活性が48.3ng/ml/hrと著しく上昇し,アルドステロンも高値であった.MRIアンギオで右腎動脈起始部に狭窄が疑われたが,腎動脈造影で狭窄は認めなかった.腎生検組織像で殆どの糸球体の虚脱,小動脈の内膜肥厚・閉塞を認め,悪性高血圧による腎硬化症と診断した.カルベジロール,ニフェジピンにテモカプリルを追加し,血圧の低下と腎機能の改善を認めた.37歳男(症例2).頭痛,鼻出血が出現し,BP220/120mmHgを指摘された.尿中β2MG高値で,血漿レニン活性は36.2ng/ml/hrと著しく上昇し,アルドステロンも高値であった.ニフェジピン,ベニジピン,アロティノロールを開始し,血圧は安定した.尿蛋白が多いため糸球体腎炎を疑い,腎生検を施行した.組織像で一部の糸球体の虚脱,小動脈の内膜肥厚・閉塞を認め,腎硬化症と診断した.アロティノロールをテモカプリルに変更したところ,更に血圧は安定し,尿蛋白減少,腎機能障害改善を認めた