ナカニイ ミホコ
Nakanii Mihoko
中新 美保子 所属 川崎医療福祉大学 保健看護学部 保健看護学科 職種 特任教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 死産を経験した父親の体験-心の整理のあり様- |
掲載誌名 | 正式名:第42回日本看護学会 母性看護 |
出版社 | (株)春恒社 |
巻・号・頁 | 24(2),50-53頁 |
著者・共著者 | 植村良子, 中新美保子 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2014/04 |
概要 | 死産を経験した父親の心の整理のあり様を明らかにし、今後の支援あり方の示唆を得ることを目的とし、過去10年以内に死産を経験した父親5名を対象に、半構成面接法によるインタビューを実施し、質的帰納的に分析を行った。自然死産の場合のカテゴリーは、≪悪い知らせにも揺るがず妊娠継続を信じる≫≪突然の我が子の死への衝撃≫≪我が子の死を受け入れることへの葛藤≫≪父親(夫)としての役割を果たす辛さ≫≪予期せぬ我が子の死で生じた妻との認識のずれによる戸惑い≫≪家族力が強化されることによる気持ちの安定≫≪自分の経験を今後のケアに活かして欲しい≫の7つが抽出された。人工死産の場合のカテゴリーは、上記の7つに≪我が子の命と妻の命を選択しなければいけない葛藤≫≪命を助けられなかった我が子への罪悪感≫の2つが追加された。死産分娩を経験した父親は、我が子の死への衝撃を受け、死を受け入れることへの葛藤や妻との認識のずれによる戸惑いを感じながらも気持ちの安定を経て、自分の経験を今後のケアに活かして欲しいという思いに至っていた。 |