トオヤマ カオル   Kaoru Tohyama
  通山 薫
   所属   川崎医療福祉大学  医療技術学部 臨床検査学科
   職種   特任教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 輸血後感染症検査にてHIV-1p24抗原が一過性に偽陽性反応を呈した症例の検討
掲載誌名 正式名:日本輸血細胞治療学会誌
ISSNコード:18813011
巻・号・頁 63(1),36-39頁
著者・共著者 中桐逸博,岡井美樹,仲井冨久江,文屋涼子,徳永博俊,松橋佳子,田坂大象,通山薫,和田秀穂
発行年月 2017/02
概要 輸血後にHIV-1p24抗原が偽陽性反応を呈した稀な症例を経験した。症例は62歳女性、肺腺癌に対する右肺下葉切除の目的で当院入院。輸血前は第4世代HIVスクリーニング検査陰性、入院後、Ir-RBC-LR14単位、FFP-LR6単位が輸血された。3カ月後のHIVスクリーニイング検査でp24抗原陽性。抗体陰性であった。HIV確認試験としてTaqMan法によるHIV-1RNAは検出限界未満。In-houseのPCRでもHIV-1proviral DNAは陰性であった。患者血清中にALPに非特異的に反応するIgM抗体様物質が存在していたため引き起こされたものと推測された。