マスダ ヨシキ   Yoshiki Masuda
  益田 芳樹
   所属   川崎医療福祉大学  医療福祉学部 臨床心理学科
   職種   特任教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 淡水海綿の芽球殻の走査電子顕微鏡的観察
掲載誌名 正式名:川崎医学会誌 一般教養篇
ISSNコード:03865398
巻・号・頁 10,55-66頁
著者・共著者 益田芳樹, 佐藤國康
発行年月 1984/12
概要 日本に生息する8属11種(含1亜種)の淡水海綿の芽球殻を走査型電子顕微鏡で観察した。ヌマカイメンを除く他種の芽球殻は芽球外膜、気胞層、芽球内膜の3層から構成されていた。ヌマカイメンの芽球殻には上記の3層から構成されているものと芽球内膜のみから構成されているものの、2つの型がみられた。3層の構造をもつ芽球殻の気胞層は多くの小部屋と網目状の繊維の二者の分布の有無で3つのグループにわけられた。
気胞層が小部屋にのみで構成されているグループはヌマカイメン、ミュラーカイメンモドキとジーカイメンの3種であった。二番目のグループの気胞層は小部屋と網目状の繊維から構成されており、このグループはさらに網目状の繊維が芽球内膜近くのみに分布しているものと芽球内膜近くと小部屋間の間隙にみられる2つの型にわけられた。前者に属する種はマツモトカイメン、ミマサカジーカイメン、アナンデルカイメン、カワムラカイメンとヨワカイメンの5種で、後者の種はカワカイメン、センダイカイメンとヨコトネカイメンの3種であった。三番目のグループの気胞層は網目状の繊維のみで構成されており、フンカコウカイメンの1種のみが属した。
ヨワカイメン以外の種の気胞層を構成する小部屋は球状もしくは球状に近い多面体で、個々の小部屋は1または1以上の小孔でつながっていた。ヨワカイメンの気胞層の小部屋は背丈の低い六角柱状で、上下の面にのみ小部屋間を連絡する小孔が存在していた。