ムシアキ マサカズ   Masakazu Mushiaki
  虫明 昌一
   所属   川崎医療福祉大学  医療福祉マネジメント学部 医療情報学科
   職種   講師
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 岡山県における医療及び介護情報のデータベース開発に関する研究
掲載誌名 正式名:川崎医療福祉学会誌
ISSNコード:09174605
掲載区分国内
出版社 川崎医療福祉学会
巻・号・頁 33(1),115-121頁
著者・共著者 本野 勝己, 谷川 智宏, 虫明 昌一, 樫村 菜穂, 大井 悠成, 三田 岳彦, 片岡 浩巳, 大坂 卓, 小原 仁
発行年月 2023/08
概要 本研究は,岡山県内の医療及び介護施設から医療及び介護データを収集し,地域医療の実態分析に必要なデータベースを構築することを目的とした.対象は岡山県内の医療及び介護施設において2020年度及び2021年度に発生したDPCデータ・医科及び介護レセプトデータである.データ収集方法は,岡山県病院協会の協賛を得て,本研究の主旨説明書及び協力依頼書を岡山県病院協会会員160施設に郵送し,協力承諾を得た21施設から提供された各データである.協力施設とは「データ受領及びデータ取扱の覚書」にて個別契約を行った.このうちDPCデータは19施設から提供され,総レコード数195,224,497,医科レセプトは12施設から提供され,総レコード数43,450,748を本研究で構築したSQL Serverに格納した.協力施設には,提供データの分析報告書を送付し分析フォーマットについての評価を得たが,定型的な記述統計的フォーマットとなったこともあり,満足度は低評価であった.また,2023年3月末日時点でこれらのデータを使用した学会発表を6本,論文投稿を4本実施している(4本中3本は投稿中).分析対象症例数としては様式1ベースで約172,613件であることから,研究資料としての価値は高いと考えられる.今後は分析フォーマットのバリエーション拡大と,地域関係者への分析結果発信方法について検討を重ねる必要がある.また,これらの先端的な研究や社会のニーズに合った研究成果の発信は,本学のブランド力向上とそれに伴う入学生誘起に繋がることが期待できる.(著者抄録)
文献番号 2024009190