エンドウ シュンジ   Shunji Endo
  遠藤 俊治
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 消化器外科学
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 胃腸バイパス手術症例における術前予後指標の検討
掲載誌名 正式名:外科と代謝・栄養
ISSNコード:03895564/21875154
掲載区分国内
出版社 日本外科代謝栄養学会
巻・号・頁 49(2),95-100頁
著者・共著者 西川 和宏, 川田 純司, 福田 泰也, 山本 和義, 平尾 素宏, 藤谷 和正, 吉田 洋, 岩瀬 和裕, 田中 康博, 遠藤 俊治, 原田 百合奈, 原口 直紹, 三宅 正和, 浅岡 忠史, 宮本 敦史, 宮崎 道彦, 池田 正孝, 中森 正二, 関本 貢嗣
発行年月 2015/04
概要 切除不能胃癌胃空腸バイパス手術症例において、ECOGのPS(PS)、Glasgow Prognostic Score(GPS)、Prognostic Nutrition Index(PNI)、Neutrophil/Lymphocyte Ratio(NLR)などが術前予後指標として有用であるかを後ろ向きに検討した。対象は2施設にて胃空腸バイパス術を行った切除不能胃癌74例、生存成績は、PS0、1の全生存期間中央値(OS)は287日でPS2では218日であり、有意差は認めなかった(p=0.4882)。GPS0、1のOSは294日でGPS2では122日であり、GPS2の予後は不良であった(p<0.0001)。PNI≧40のOSは305日でPNI<40では193日であり、PNI<40の予後は不良であった(p=0.0088)。NLR≦3のOSは294日でNLR>3では188日であり、NLR>3の予後は不良であった(p=0.0491)。多変量解析ではGPS2 vs GPS0、1(HR 3.448、95%CI:1.413-8.416、p=0.0065)のみが予後因子であった。【結語】切除不能進行胃癌に対する胃空腸バイパス手術例において、GPSは術前予後指標として有用である。(著者抄録)
文献番号 2015282145