フクタケ マユミ
  福武 まゆみ
   所属   川崎医療短期大学  教育部 看護学科
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 中小規模病院の入院患者データを用いた「患者の看護介入評価尺度」の構成概念妥当性の交差妥当化と信頼性の検討
掲載誌名 正式名:最新社会福祉学研究
掲載区分国内
巻・号・頁 (14),1-8頁
著者・共著者 木村麻紀、實金栄、福武まゆみ、住吉和子、太湯好子、中嶋和夫
発行年月 2019
概要 本研究は、中小規模病院に入院中の患者の調査データを基礎に、既存の患者の看護介入評価尺度に関する因子構造モデルの側面からみた構成概念妥当性の交差妥当化と信頼性について検討することを目的とした。調査対象は、協力の得られた90床以上300床未満の中小規模病院5病院に入院中の患者260名とした。統計解析の結果、一次因子を「手段的看護介入」「情緒的看護介入」、二次因子を「看護介入」とする16項目2因子二次因子モデルが、データに適合した(CFI=0.991、RMSEA=0.045).このことは、患者の看護介入評価尺度の因子構造の側面から見た構成概念妥当性の交差妥当化が支持されたことを意味する。また、内的整合性は、ω信頼性係数で測定したところ、その値は尺度全体で0.971、「手段的看護介入」は0.964、「情緒的看護介入」は0.953と統計学的に支持されるものであった。以上の結果は、患者の看護介入評価尺度が、病院の規模に関わらず、筋骨格系および結合組織の疾患、循環器系の疾患、新生物などの多様な入院患者に適用できることを示唆している。