タナカ リョウジロウ   Ryojiro Tanaka
  田中 亮二郎
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 小児科学
   職種   特任教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 落差式排液による自動腹膜透析で在宅医療への移行が可能となったVATER症候群の1例
掲載誌名 正式名:日本小児腎不全学会雑誌
ISSNコード:13415875
掲載区分国内
出版社 日本小児腎不全学会
巻・号・頁 45,155-157頁
著者・共著者 金 奏希, 貝藤 裕史, 稲熊 洋祐, 村上 紫津, 久松 千恵子, 田中 亮二郎, 飯島 一誠
発行年月 2025/08
概要 腹膜透析(peritoneal dialysis:PD)を要する小児の在宅医療への移行には,自動腹膜透析(automated peritoneal dialysis:APD)の導入が必要である。今回われわれは,APD機器や排液モードの変更により当初困難であったAPDが可能となった1例を経験したので報告する。症例は両側腎無形成,C型食道・十二指腸閉鎖,高位鎖肛,椎体異常を合併したVATER症候群の男児。新生児期にPDカテーテル留置を含め開腹手術を行った後,手製回路による連続携行式腹膜透析(continuous ambulatory peritoneal dialysis:CAPD)を開始した。経過中,PD関連腹膜炎を2回発症し,CAPDの注排液に長時間を要するようになった。日齢183の腹腔内癒着剥離術後にAPDへの移行を試みたが,排液不良アラームが頻回で除水ができず,溢水が進行した。APD機器を変更し,落差式排液を導入したところアラームはなくAPDが完遂できるようになり,日齢365に自宅退院した。APDの導入が困難な症例でも,APD機器や排液モードなどの変更も考慮に入れて精査・介入すべきである。(著者抄録)
文献番号 2025362012