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タナカ リョウジロウ
Ryojiro Tanaka
田中 亮二郎 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 小児科学 職種 特任教授 |
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| 論文種別 | 症例報告 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 壊血病による股関節内出血および傍腸腰筋血腫から高度の貧血と歩行障害を呈した自閉スペクトラム症の6歳男児例 |
| 掲載誌名 | 正式名:兵庫県小児科医会報 ISSNコード:13405055 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | 兵庫県小児科医会 |
| 巻・号・頁 | (74),2-7頁 |
| 著者・共著者 | 土井 圭, 上村 克徳, 張 慶哲, 倉橋 幸也, 齋藤 敦郎, 藤田 杏子, 津田 雅世, 長谷川 大一郎, 小阪 嘉之, 田中 亮二郎 |
| 発行年月 | 2020 |
| 概要 | 壊血病は、ビタミンC欠乏によりコラーゲン線維3重らせん構造が構築できず、血管壁の合成障害から出血傾向をきたす疾患である。食物が豊富な先進国では稀な疾患だが、発達障害に関連する過度の偏食が原因で発症することがある。症例は6歳男児。自閉スペクトラム症と診断されており、毎食カレーとハンバーグ、特定のスポーツ飲料のみを摂取していた。当科受診約1ヵ月前から下肢痛を訴え歩行困難となった。近医を受診し、高度の貧血(Hb 5.6g/dL)を指摘され当科へ紹介入院した。溶血や造血不全はなく、画像検査で両側の股関節内出血と傍腸腰筋血腫を認め、両股関節は亜脱臼していた。血小板数、凝固系、出血時間、血小板機能に異常なく、血清ビタミンC濃度は測定感度未満であった。壊血病による出血性貧血及び有痛性歩行障害と診断した。ビタミンC投与開始後、下肢痛と関節可動域制限は緩徐に改善し、治療開始約5ヵ月後には体育の授業に参加できるまでに至った。本症例では股関節内出血と傍腸腰筋血腫を認め、随伴した股関節亜脱臼と疼痛、筋の廃用萎縮といった複合的要因が歩行障害の原因であった。本疾患の全体像の認識と、本症例における特徴的病歴(自閉スペクトラム症児における過度の偏食)のスムーズな把握が適切な診断と治療介入につながった。(著者抄録) |
| 文献番号 | 2021067640 |