タナカ リョウジロウ   Ryojiro Tanaka
  田中 亮二郎
   所属   川崎医科大学  医学部 臨床医学 小児科学
   職種   特任教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 胃瘻造設と腹膜透析カテーテル留置の同時手術後にMRSA腹膜炎をきたした末期腎不全の1幼児例
掲載誌名 正式名:日本小児腎不全学会雑誌
ISSNコード:13415875
掲載区分国内
出版社 日本小児腎不全学会
巻・号・頁 39,100-103頁
著者・共著者 稲熊 洋祐, 貝藤 裕史, 堀之内 智子, 田中 亮二郎
発行年月 2019/07
概要 1歳6ヵ月男児。乳児期にPAX2遺伝子変異によるrenal-coloboma症候群と診断され、生後6ヵ月で経鼻経管栄養を導入した。嘔吐が遷延し、徐々に腎機能と代謝性アシドーシスも増悪した。嘔吐の精査で胃食道逆流を認め、1歳6ヵ月時に噴門形成に加え、同時に胃瘻造設とPDカテーテル留置を行った。術後21日目にMRSA腹膜炎を発症し、抗菌薬投与でも改善せずPDカテーテルを抜去した。胃瘻周囲の膿からもMRSAが検出され、腹膜炎との関連性が示唆された。小児の慢性腎不全では成長・発達のために経腸栄養が長期間必要となることがしばしばある。そのため、欧米では腹膜透析(PD)カテーテル留置と同時に胃瘻が造設されることも多い。胃瘻造設とPDカテーテル留置の同時手術の安全性、有効性が報告されているが、本症例のように同時手術後に腹膜炎を発症する例もあるため、手術適応、手術時期はおのおのの症例ごとに慎重に判断する必要がある。(著者抄録)
文献番号 2020019680