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スミ アツシ
隅 敦 所属 川崎医療福祉大学 医療福祉学部 医療福祉学科 職種 特任教授 |
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| 論文種別 | 原著 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読なし |
| 表題 | 教員養成教育における図画工作科の模擬授業の充実をめざして |
| 掲載誌名 | 正式名:富山大学人間発達科学部紀要 |
| 出版社 | 富山大学人間発達科学部 |
| 巻・号・頁 | 16(2),35-43頁 |
| 著者・共著者 | 隅 敦 |
| 発行年月 | 2022/03/15 |
| 概要 | 全国の小学校では熟達教員の大量退職が進み,採用1年次から授業力を発揮できる若手教員が求められている。実技教科は,児童が好きであるにも関わらず,新規採用教職員研修で取り上げられなかったり,若手教員が他の研修のために授業を持たされなかったりすることもある。また,文部科学省が平成29年度に位置づけた「教職コアカリキュラム」の実施が平成30年度から始まり,小学校の教職課程の必修講義内で模擬授業が位置づけられたこともあり,実技教科においても研究に取り組まれるようになったが,図画工作科の研究本数は極めて少ない。
本研究では,教員養成教育における図画工作科の模擬授業を教材研究として捉え直し,内容を充実させることにより,採用された若手教員が1年次から授業力を発揮するために生かすことのできる模擬授業の在り方を解明することを目的とする。そのために,以下の研究を実施した。1.図画工作科において,教師役の学生の動画記録を撮影する。2.模擬授業後の教師役の学生の発話記録のテキストデータを質的分析する。3.授業後の児童役の学生のレポートを質的分析ソフトを用いて分析を行い,その関連性について整理する。 その結果,1つの模擬授業における教師役の学生の発話をきっかけに,児童役の学生が活動をし教材に対する理解を深めていることから,その重要性がうかがえる。さらに,学生にとっての教材研究としての模擬授業が質的に変化していることが確認でき,大学の講義内におけるその成果を認識することができた。 |
| PermalinkURL | https://toyama.repo.nii.ac.jp/records/19135 |