クマノ イチロウ   Ichiro Kumano
  熊野 一郎
   所属   川崎医療短期大学  教育部 看護学科
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 看護学生の遠隔授業分析 アクセスログのヒートマップ解析
掲載誌名 正式名:川崎医療福祉学会誌
ISSNコード:09174605
掲載区分国内
出版社 川崎医療福祉学会
巻・号・頁 33(2),291-303頁
著者・共著者 重田 崇之, 熊野 一郎, 沖田 聖枝, 河畑 匡法
担当区分 2nd著者
発行年月 2024/02
概要 日本の大学では,新型コロナウイルス感染症の影響で,緊急事態宣言等により2020年から2021年にかけて,学生らは出校停止を余儀なくされた期間があった.他大学と同じように川崎医療短期大学でもその間,対面授業の代替として遠隔授業を行った.全学生が大学外からオンデマンドで学習するという特殊な環境下で,学生がどのように学習に取り組んだのか,2020年と2021年の同時期の5週間を比較調査し,学生の学修パターンを明らかにすることで,将来の学修に繋げる知見を得る.方法はLMS(Learning Management System)であるMoodleのアクセスログを解析し,ヒートマップ形式で時系列に表現するLearning Analyticsを試みた.結果,遠隔授業全体で2020年と2021年それぞれに特徴的なアクセスが確認された.また,専門科目,専門基礎科目,基礎科目の合計4科目での年次比較でも差異があった.これにより2020年の遠隔授業に向けた準備期間の短さの影響と,その経験から2021年の遠隔授業の改善があったことが推察できた.遠隔授業において,学生へ十分な学修スタイルを明示することにより,効率的な学修スケジュール管理に繋がると考察した.(著者抄録)
文献番号 2024190321