クマノ イチロウ   Ichiro Kumano
  熊野 一郎
   所属   川崎医療短期大学  教育部 看護学科
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 英語
査読の有無 査読あり
表題 マウス肝臓造血末期における新生児肝細胞によるファゴサイトーシス 微細構造的研究(Phagocytosis Exhibited by Neonatal Hepatocytes at the end of Murine Liver Hematopoiesis - An Ultrastructural Study)
掲載誌名 正式名:川崎医学会誌
ISSNコード:03865924/2758089X
掲載区分国内
出版社 川崎医学会
巻・号・頁 32(4),pp.205-210
著者・共著者 熊野 一郎, 園田 祐治, 佐々木 和信
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2006/12
概要 マウス新生児の肝臓を透過型電顕で観察した。その結果、生後2日から10日のマウスでは大きな封入体を含む肝細胞が観察された。この封入体は造血細胞成分由来の二次性ファゴリソソームであった。赤芽球、赤芽球や好中球、好酸球から追い出された核、及び好中球を含むヘテロファゴソームが多く飲み込まれ、これら造血細胞はファゴソーム中で崩壊していた。早期段階では、これらは核クロマチン凝縮により特徴づけられ、その後核及び細胞質構造が崩壊していた。消化の最終段階では、ファゴソームは密集体やミエリン体といった残留体を含んでいた。生後早期では、肝細胞は血液細胞成分を肝小葉内で除去する役割を一時的に担っていると考えられた。
文献番号 2007135030