クマノ イチロウ
Ichiro Kumano
熊野 一郎 所属 川崎医療短期大学 教育部 看護学科 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 英語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ニワトリ胚の頸部後根神経節における神経節細胞分化と中間径フィラメント(Ganglion Cell Differentiation and Intermediate Filaments in the Cervical Dorsal Root Ganglion of the Chick Embryo) |
掲載誌名 | 正式名:Kawasaki Medical Journal ISSNコード:03850234/24343404 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 川崎医学会 |
巻・号・頁 | 28(2・3・4),pp.57-69 |
著者・共著者 | 熊野 一郎, 岩月 宏彦, 佐々木 和信 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2002/12 |
概要 | ステージ15から43までのニワトリ胚の頸髄領域におけるビメンチン,ネスチン,ニューロフィラメントH蛋白の存在を免疫組織化学的に調べ,神経節細胞の分化過程を検討した.ステージ15~17では,遊走する神経堤細胞はビメンチンのみを発現していた.ステージ20ではビメンチンが減少し,神経節原基の大部分の細胞がネスチンを発現した.ビメンチンのみ有する少数のSchwann前駆細胞もみられた.ステージ24~26の神経節原基では,ニューロフィラメントH蛋白をもつ偽単極ニューロンの前駆細胞が増加した.ステージ28~30で,核周囲部と軸索にニューロフィラメントH蛋白を含む未熟ニューロンが出現した.ステージ36でニューロンはニューロフィラメントH蛋白を有し,一時的にビメンチンも有していた.ステージ43でニューロフィラメントH蛋白をもつ偽単極ニューロン,ビメンチンをもつSchwann細胞,いずれも持たない衛星細胞が判別された.神経堤細胞からこれらの細胞への分化には,中間径フィラメントの構成が反映されると考えられる |
文献番号 | 2004144119 |