クマノ イチロウ   Ichiro Kumano
  熊野 一郎
   所属   川崎医療短期大学  教育部 看護学科
   職種   准教授
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 鶏胚頸髄のニューロン発生における神経上皮細胞内中間径フィラメントの変化
掲載誌名 正式名:解剖学雑誌
ISSNコード:00227722
掲載区分国内
出版社 (一社)日本解剖学会
巻・号・頁 76(5),483-490頁
著者・共著者 熊野 一郎, 岩月 宏彦, 佐々木 和信, 小川 千鶴
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2001/10
概要 脊髄初期発生における神経系細胞内のネスチン,ビメンチン及びニューロフィラメントの関連をStage 8~28の鶏胚頸髄で観察した.神経板神経上皮細胞はネスチンを多量に含有し,基底部に少量のビメンチンを含有するが,ニューロフィラメントを全く含まなかった.神経溝神経上皮細胞ではネスチンが急減し,ビメンチンは増加した.神経管が形成されると,神経上皮の基底部に小型卵円形の神経芽細胞が出現した.神経芽細胞にはビメンチン陽性・ニューロフィラメント陰性,ビメンチン・ニューロフィラメント両陽性,ビメンチン陰性・ニューロフィラメント陽性が認められた.基板が肥厚すると多角形状を示すニューロンが多数出現し,ニューロンではビメンチンが減少しニューロフィラメントを多量に含有した.ニューロンで神経突起が形成すると,核周部ではニューロフィラメントはやや減少し,神経突起のニューロフィラメントは変化しなかった
文献番号 2002136288