クマノ イチロウ
Ichiro Kumano
熊野 一郎 所属 川崎医療短期大学 教育部 看護学科 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ウサギ顎下腺の導管上皮細胞におけるケラチンフィラメント 免疫組織ならびに超微免疫組織化学的観察 |
掲載誌名 | 正式名:解剖学雑誌 ISSNコード:00227722 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本解剖学会 |
巻・号・頁 | 76(4),389-398頁 |
著者・共著者 | 小川 千鶴, 岩月 宏彦, 佐々木 和信, 熊野 一郎 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2001/08 |
概要 | ウサギ顎下腺の導管上皮細胞での各種ケラチンの局在の違いを明らかにする為,ケラチン7,8,10,13,14,18,19及び20を光源,電顕レベルで検出した.導管上皮は円柱細胞と基底細胞で構成され,円柱細胞では中間径フィラメントが密な頂部網工を形成しデスモゾームと結合する.頂部網工の上層でケラチン7,18と20,下層でケラチン8,18と20が検出され,ケラチン7は半デスモゾームとも結合する.ケラチン8と14は核上部でゴルジ装置周囲にリング状構造を形成する.基底細胞ではケラチン10が核周囲網工に,ケラチン13は核周囲網工とデスモゾームや半デスモゾーム間に認められる.したがって円柱細胞ではケラチン7,8,18と20が細胞-細胞間連結に,ケラチン7は細胞-基質間連結に,ケラチン8と14はゴルジ装置と関連すると考えられる.基底細胞ではケラチン10が核の形態維持や支持に,ケラチン13が細胞-細胞間と細胞-基質間連結に働くと考えられた |
文献番号 | 2002110300 |