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クマノ イチロウ
Ichiro Kumano
熊野 一郎 所属 川崎医療短期大学 教育部 看護学科 職種 准教授 |
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| 論文種別 | 原著 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 鶏胚脊髄における神経上皮細胞の分化とビメンチン |
| 掲載誌名 | 正式名:解剖学雑誌 ISSNコード:00227722 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | (一社)日本解剖学会 |
| 巻・号・頁 | 74(3),317-323頁 |
| 著者・共著者 | 熊野 一郎, 岩月 宏彦, 須田 満寿美, 佐々木 和信 |
| 担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
| 発行年月 | 1999/06 |
| 概要 | 脊髄初期発生に伴う神経上皮細胞の分化過程を明らかにするために,Stage 8~28の鶏胚を使用し,頸髄の神経系細胞内のビメンチンを免疫組織化学的に検出した.Stage 8の神経溝初期の神経上皮では形態学的な違いは殆ど認められないが,ビメンチン含有量により正中部,腹側部,背側部,移行部の4部位が区別される.神経溝の腹側部の上皮細胞では中程度量のビメンチンが細胞質の基底部から中央部に,神経溝背側部の上皮細胞では少量のビメンチンが細胞質の基底部にだけ検出されるが,正中部と移行部の上皮細胞では殆ど検出されない.神経管形成直後のStage 12の神経上皮でもビメンチン含有量の差異により同様に,腹側部,背側部,底板の蓋板の4部位が区別できた.神経上皮は神経溝初期に既に運動性領域と知覚性領域への分化を開始し,細胞分化に伴って細胞内のビメンチン量とその局在が変化する |
| 文献番号 | 2000018935 |