フククラ ヨシヒコ
Yoshihiko Fukukura
福倉 良彦 所属 川崎医科大学 医学部 臨床医学 機能・代謝画像診断学 職種 教授 |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 4D Flow-MRIを用いて門脈塞栓術後の残肝容積を予測した腎機能不良の転移性肝癌の1切除例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)癌と化学療法社 |
巻・号・頁 | 52(1),52-54頁 |
著者・共著者 | 古谷 圭, 岡田 敏正, 上野 綸, 井上 貴裕, 神原 啓伸, 北川 集士, 峯田 修明, 矢野 修也, 東田 正陽, 遠藤 俊治, 吉松 和彦, 藤原 由規, 檜垣 篤, 福倉 良彦, 上野 富雄 |
発行年月 | 2025/01 |
概要 | 症例は70歳代,男性。3年前に直腸癌に対して腹腔鏡補助下高位前方切除術,D2郭清を施行した(pT3,pN1a,M0,fStage IIIB)。糖尿病性腎症のため,術後補助化学療法は施行しなかった。術後3年目の単純CT,PET-CTで前/後区域分岐部に肝転移再発巣を認めた。ICG R15は18.9%で,残肝容積不足が予想されたため門脈塞栓術後の右葉切除を予定した。腎機能障害のため頻回の造影CTを避けるべく,門脈塞栓前と術後3日目に4D flow-MRIを施行し,門脈血流速度と流量を測定し,残肝容積推定式に当てはめ28日後の残肝容積を予測した。28日目の予測残肝容積は469mL(64%)で,28日目のCT volumetryでは471mLであった。右葉切除を施行し,肝・腎機能増悪なく経過している。腎機能障害のため造影CTが困難な症例に対して4D flow-MRIを用いることで,門脈塞栓後の残肝容積を正確に予測し,安全に根治切除が可能となった1例を報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2025210205 |